【2023版!!】私が断酒を推す5つのメリット

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はじめに

この記事に辿り着いたあなたもきっと今「お酒をやめたい…」、「お酒をやめなきゃ…」と考えている人なのでしょう。

結論から申し上げますと、私が断酒をする唯一の理由。それは

人生を好転させる為!!です。

これから私が実際に断酒をしていて感じたメリットを述べていきたいと思います。この記事を通して、そんなあなたに少しでも「断酒を頑張ってみたい。」という気持ちになってもらえた幸いです。是非、断酒を通じてお互い人生をより前向きに好転させましょう!!

私が断酒を始めるまで

齢 四十を超え、本厄を迎えた今年(2023年)。

昔からお酒にはかなり寛容な家庭で生まれ育った私は、お酒との距離が近かったのはもちろん、大学生になった頃からはちょくちょくとお酒に触れる機会も増えていきました。

思えば私はハタチからお酒を飲んでいると仮定し(厳密に飲酒習慣がつき始めたのは25歳前後)、人生の約半分を酒浸りにしてきてしまいました…。

遺伝の影響もあるのか、飲み会に行けば『酒豪』や『ザル』と言われ、まんざらでもなかった過去の私。割り勘負けなど辞書には無く、ひどい二日酔いにもならない自分を、半ば誇らしくすら思っていました。

酒への強さ故に大酒を食らい続ける日々…そんな風に生きてきた私ですが、酒に依存し切っていた自分に薄々(いや、本当はめちゃくちゃ)気がついていました。

そんな自分に嫌気がさしていながらも、朝起きて「今日はもう飲まないでおこう。」と心に誓った決意は夕方には見る影もなく、またいつものように酒を買って帰っては、また後悔の念から始まる朝を迎える…そんな日々でした。

専門外来にかかった事は無いものの、アルコール依存度チェックにはほぼレ印が付く状況。 

理由なんか何でもいい。何かをきっかけにそんな自分から抜け出したいと思っていたのです。

きっかけ

そんな私が断酒を始めたきっかけとなった1つは、中田敦彦さんの番組でお馴染みのYouTube大学の動画を見た事。

その日私が見たのは『そろそろお酒をやめようかな と思った時に読む本』の要約動画でした。

私は動画の中で

『酒は百薬の長』なんてとんでもない。実際は違法薬物と並ぶほどの依存性を持った『ただの薬物』だという事実を知りました。

一説ではコカインやモルヒネと同等の依存度を持つという。それがアルコールの正体だそうです。

過去に作られた嘘のキャッチコピーに踊らされ、酒に寛容な家庭環境も相まって、ズブズブと『酒』という名の薬物の沼にハマりこんでしまった自分のこれまでの半生。

そんな自分に対しての後悔を感じる中、私にはこんな気持ちが芽生えてきました。それは『これまでの人生を悔やむことよりも、これからの人生をどう生きるかの方が大切だ。』という事。

だって私たちには『これからの人生を生きる』という選択肢しか与えられていないわけですからね。それならばここからの人生、今のように酒に飲まれながら時間もお金も失っていく人生を捨て、もっと有意義な時間を過ごしたい。そんなことを思っていると…

「酒に蝕まれて引き返すことの出来ない崖から堕ちていくのは真っ平御免。」

「そもそももう一生分の酒は飲んだはず。」

色んな感情がどんどん溢れ出し、2023年1月吉日、半ば勢い任せに私の断酒生活はスタートしました。

アルコールの作用、弊害

色々な所で語られる事実ではありますが、改めてここで復習しておきたいと思います。

アルコールの分解過程

アルコールを摂取すると、胃や小腸から吸収されて血管を通じて肝臓に運ばれ、酵素を使って分解されます。

ビール酒造組合 適正飲酒の取り組み より

まずはアルコールを分解する為に「アルコール脱水素酵素」という酵素が活躍し、アルコールはアセトアルデヒドという物質になります。

そして次に「アセトアルデヒド脱水素酵素」の活躍によりアセトアルデヒドが酢酸(いわゆる“酢”)に分解され、その酢酸が体内を巡る中で二酸化炭素と水に分解され、息や尿として体外に排出される。といったメカニズムで、私たちの体に入ったアルコールは分解されていく訳です。

しかしこの過程が一回で終わる訳ではなく、分解されずに残ったアルコールやアセトアルデヒドが血液と共に体内を何度も巡る中で、徐々に分解されていくんです。

お酒に『強い人』、『弱い人』の違い

いわゆる『お酒に強い人』は先程述べた酵素の働きが強く、アルコールが分解されるまでの時間が短くてすむという事。逆に『お酒に弱い人』は酵素の働きが弱い(または酵素が出ない)ので、アルコールが長時間体の中に残ってしまうんですね。

アセトアルデヒドが持つ毒性&肝障害のリスク

また、アセトアルデヒドは毒性が強いことでも有名で、お酒を飲み過ぎると頭が痛くなったり吐き気がするのはアセトアルデヒドの毒性によるもので、二日酔いなどの症状はアセトアルデヒドが体内に長く留まっている証拠とも言えます。

それ程に、アルコールの完全分解には多くの時間がかかるということですね。

更に、長い年月をかけて飲酒を続けることでアルコール性脂肪肝になる可能性が高くなります。アルコール性脂肪肝になると

アルコール性脂肪肝→アルコール性肝炎or肝線維症→アルコール性肝硬変、となる可能性があり、最終的には肝臓がんとなる訳です。

アルコール性肝障害のリスクは、男性でエタノール60g/日×5年以上だそうです。エタノール60gとは、お酒の量で例えると日本酒で3合、ビールで中瓶3本くらいだそうです。

ちなみに、一般的に女性は男性よりも小柄で筋肉量は少ないです。アルコールの分解には体内の水分を使うため、そもそも小柄で筋肉量も少ない女性は、男性よりも少ない飲酒量で肝障害になることがわかっているそうです。

アルコールの依存性

アルコールの影響を受けたヒトの肝臓は、『アルコール性肝硬変』になるまでに禁酒すれば長期間をかけて元に戻るとされていますが、そこで厄介になってくるのがアルコールが持つ“依存性”です。

いわゆる各種の『依存症』というのは、意志の強い弱いに関係なく、その物質の作用により脳が快楽物質のドーパミンを出す事で、より強いものとなっていきます。そしてこのドーパミン、アルコールを摂取しても出るんですよね…。

本来ドーパミンは何か目標を達成したりした時に、そのご褒美として分泌されるものなのに、ちょっと飲み物を「クックックッ」と飲んだだけで手軽にご褒美を貰えちゃう訳ですから、また欲しがっちゃうのも当然です。

そうなると、もう自分の意思なんて関係ないレベルで身体がドーパミンを求め、対象の物質(アルコール)が欲しくなるという訳です。

なので不思議なことに、依存症に悩む多くの人々は、自分の意思としては「止めたい」はずなのに「止められない」という状態になってしまうんですね。

脳の萎縮

そして長期間及び大量の飲酒は脳を萎縮(ちぢまって小さくなる)させることもわかっています。脳が萎縮するという事は当然脳の働きも低くなる可能性が高く、うつ病や認知症のリスクも高くなると言えます。下の写真は、アルコール依存症患者と、そうでない人の脳を比べたものです。左のMRIに比べて、右の方が著しく脳が萎縮していることがわかります。

NIKKEI STYLE 過度な飲酒「脳萎縮」招く?より

また、アルコール依存症を経験したことがある人に話を聞くと「アルコールと鬱は切っても切り離せない関係にある。」と感じているようです。

人間関係の崩壊

また、ついつい勢いに任せてお酒を飲み過ぎてしまい、余計な事を言って人間関係を壊してしまったり、場合によっては暴力に走って相手に怪我をさせてしまうといった事が原因で、社会的に致命傷を負う可能性だって十分にあります。

経済的な自由度の低下

昨今のお酒の値段はどんどん高騰しています。そうでなくても、毎日のように飲酒する方というのは徐々に且つ確実に経済的な自由度が奪われていきます。

当初、自分が幾らくらいのお金をお酒に注ぎ込んでいるかという事には、目を背けずにはいられませんでした。しかし断酒を決意する時に恐る恐る大まかな計算をしてみました。

当時、平日の私の飲酒量は、缶ビール(350ml)を3本〜4本と、ストロング系のチューハイ(500ml)を1本〜2本。休日にはこれにプラス各2本くらい…。少なく見積もったとしても、平日800円程度。休日は1500円弱といった所です。

それを週に換算すると約7000円。

月に換算して28000円。

年換算で336000円。

と、なかなかの金額に膨れ上がります。お恥ずかしい話、私のお小遣いの大部分がお酒に姿を変えていたという事実がわかりました。

私は、原則お小遣いの中からしかお酒を買うことを許されていないので、家計への打撃は少なかったかもしれません。しかし、基本的に家計の中から酒代が捻出されているご家庭の場合、よほどのお金持ちでない限り、この金額は軽視する事はできない金額です。

また、アルコールが原因で病気になった場合、そこからかかってくる医療費を想定に入れると、さらにこの金額は膨れ上がる一方です。

このように、お酒がもたらす経済的自由の危機は大きなものと言えます。

飲酒をするか否かは個人の自由。でも私は…

もちろん、必ずしもお酒だけが原因で病気や社会的問題を引き起こす訳ではありませんし、これまで述べたようなリスクを受け入れた上でお酒を楽しむという事も一つの選択肢です。

私はかつてはお酒が大好きで、1年365日…いや、1年366日×何年もお酒を飲み続けていました。そんな『お酒を愛し、お酒に愛された男ぉー!』と言っても過言ではない私も、先に述べたような事実から目を背けずに、『断酒』を決意しました。

ここからは、私が実際に感じた断酒をするメリットや断酒をするにあたっての心構えなどを綴っていきたいと思います。

断酒をするメリット

新しい事に興味が沸く

経済的な観点から

人によって飲酒量は違いますが、私を例にとって考えてみると、断酒をすることで一ヶ月あたり約28000円が浮いてきます。実際はお酒と共におつまみなどにも手を出してしまうため、結局3万円以上のお金が手元に残ると考えて良いと思います。

その今までなら酒代として消えていったお金を、別の何かに使うというのもアリかもしれません。ちなみに私は、以前なら興味を持つことは無かったであろう『二輪免許取得』に乗り出しました。

今後断酒を継続していくという事を前提に考えるならば、半永久的に約3万円が毎月自分の手元に残ってくるわけです。そうなると、新しく興味を持った事や、今までなら諦めていた事にも、少々待ちさえすれば大概の事には手が届くんじゃないでしょうか?

時間的な観点から

お酒を一度飲んでしまうと、「それ以外の事にはやる気が出ない。」という感覚を持つ事は、お酒を飲む方なら誰でも経験した事がある感覚だと思います。それ程にアルコールがもたらす脳の抑制効果は高い訳です。

それが断酒をする事で、それまでと比較して圧倒的に時間が確保できます。

断酒当初は時間が過ぎるのが遅すぎて、正直“何をしていいかわからない。”という感情が湧いてくる程です。しかしこの“何をしていいかわからない。”という感情は、それまで如何にお酒を飲むことだけに時間を奪われていたのかという事を教えてくれてもいます。

そのお酒に奪われた時間を、他の何かに充てる事が出来るので、正直な所、出来ることが一気に増えます。今までなら読まなかった本を開いてみたり、空いた時間に散歩に出かけたり、目覚めが良くて朝活を始められたりと、今までなら使わなかったであろう時間の使い方が出来るようになります。

大袈裟なようですが、私自身もそうなった事で、自分の目の前に見える景色も今までとは違った彩りを見せるようになったと感じています。

精神的な波が安定する

お酒に浸っていた時には気付かなかったんですが、断酒をある程度続けると、自分の感情の起伏が安定している事に気付きます。

決して“喜怒哀楽の感情が薄くなる”という訳ではなくて、本来自分の持っている感情の幅で生活する事が出来るという感覚です。

どうしても、お酒が入ると感情の起伏が激しくなることが否めません。私は相当お酒には強くて、他の人に比べれば、飲み会の席でもあまり普段の自分と変わらないつもりで居たし、周りからもよく「全然酔っ払わないんですね。」などと言われたものですが、やはり断酒をしてから改めて思い返してみると、明らかに自分本来の範囲を超えて、喜怒哀楽の振り幅があったと思います。

また、これは何も飲み会の時に限った事ではなく、日常的に飲酒をしている場合、1日の半分くらいの時間はアルコールが体内に残っている状態かと思います。そうなると、日常生活を送る中でも、自分の思っている以上に感情の振れ幅が大きくなる事があります。

断酒を通して、そういった無意識のうちに起こる感情の起伏が少なくなることで、より安定した状態で日常生活を送ることが出来るようになります。

自己肯定感が上がる

これは断酒にチャレンジした人の多くが感じる事が出来るメリットです。

それまでどれだけの飲酒習慣を積み重ねてきたかにもよりますが、正直な所、断酒を決意する事や実行に移す事は簡単ではないと思っています。

しかし、だからこそ断酒に踏み切れた時には、自分に対する自己肯定感が上がった事を感じる事ができます。これは飲酒による一時的な覚醒状態とは明らかに違い、一日一日、着実に自分の内側から感じる事ができるものです。

恐らくこの感覚は、断酒を重ねた事によって、脳が何かを乗り越えた時に報酬系として分泌するドーパミンが、本来の形として分泌された事によって感じる感覚なんだろうと思います。

自己肯定感が上がることで、他人に対しての接し方にもどこか余裕を持つことが出来るようになり、何より他人と自分を比較することが今までよりも減った事が、とても嬉しい変化です。

体重や体脂肪率が減る

当たり前だろ!って感じではあるんですが、やはり体重や体脂肪率も減ります。

ちなみに私は身長182cmなんですが、一般的な182cmの標準体重は72kg前後だそうです。

元々標準的な体重の私でしたが、断酒前の私の体重は約76kg。年々体重が増加傾向にありました。41歳という年齢もあり「年齢の影響が大きいんだろうなぁ。」と、本来の原因(飲酒)から目を背けていましたが、実際断酒を始めると、約一ヶ月で体重は71kgまで減少しました。

体脂肪率も20%強あったものが15%を下回るようになり、改めてアルコール摂取=カロリー摂取という事実を感じる事ができました。

私は数年前から毎日自重トレーニングをしているんですが、体脂肪率が減ったおかげで筋肉の見え方も少しづつ良くなっている事を実感しています。

朝の目覚めが良い

これもわかりやすい上に有難い断酒の効果です。

飲酒していた時とは別次元で朝の目覚めが良くなります。もちろん朝は誰もが眠いとは思うんですが、いざ一旦起きるモードになったら、スッと起き上がる事が出来る印象です。

また、目覚めが良くなる事で、朝の時間をより有効に使うことができます。いわゆる『朝活』を始めるきっかけにもなるかもしれません。

私は以前から何かしらの朝活(SNS投稿や自重トレーニングなど)を続けていますが、断酒を始めてから感じるのは、これらの朝活のが高まったという事です。

アルコールが体から抜けている状態での睡眠の質は非常に高いです。質の高い睡眠から目覚めた時は、当然目覚めも良い訳ですから、その後の行動の質にも関わってくる訳ですね。量的な側面だけではなく、使う時間を質的にも向上させることが出来るのは、とてもありがたい事です。

断酒のメリットまとめ

ここまで現段階で私が思いつく断酒のメリットをまとめてみました。

ご覧になって分かるように、経済的な側面、精神的な側面、肉体的な側面、時間的な側面…あらゆる場面において多くのメリットがあることがわかると思います。

もちろん、断酒当初は離脱症状や飲酒欲求に苦しむ時もある訳ですが、その分、得るものも大変大きいので、私個人としては断酒をして後悔したという要素は一つもありません。

次に私の断酒方法について述べていこうと思います。

断酒の方法と継続のポイント

『ノリ』や『勢い』を大切にする。

「そんな事かよ!」と思われるかもしれませんが、まず第一歩として必要不可欠な要素です。

人間誰しも新しい事にチャレンジする時は、『出来る理由』や『やるべき理由』を探す前に『やらない理由』を探しがちです。実際に私も今回断酒に踏み切るまでに、何度も断酒にチャレンジしようと試みてきましたが、いつもツベコベと『やらない理由』、『やらなくていい理由』を自分の中で並べていました。

でも断酒を始めた今、改めて当時の自分を振り返ってみると、言い訳を考える前にまず行動をしていました。これまで「来月になったら…」とか、「涼しくなったら…」とか言いながら、計画的に断酒に取り組もうとした事もありましたが、その都度必ずと言っていいほど『やらない理由』が現れました。

”思い立ったが吉日”とはよく言ったもので、自分自身が思い立って始めようとした日、または始めた日こそが、タイミングなんだと思います。

知識としてアルコールの弊害を知る。

これは思っている以上に効果的です。

そもそも酒浸りになってしまっている人は、お酒を飲む事による弊害に目を背けがちです。昔から言われている“酒は百薬の長”、“アルコールは少量なら体に良い”といった都合の良い言葉にだけ耳を傾け、お酒を飲む事を正当化します。

また、うちの父親は「俺は酒を飲まずに死ぬくらいなら、たらふく飲んで死にたい。」と言っていました。酒好きの人たちは往々にしてこのようなポリシーを口にしますし、私自身もその父の生き様を「カッコいいな。」なんて思う時もありました。

しかし、最終的にお酒が原因で起こりやすいとされる『心臓病』と『食道がん』を患ってこの世を去った父の最期を見ていると、それらのポリシーを「カッコいい」と思えなくなりました。

いずれにしても、断酒を始めるにあたってアルコールが人体に与える悪影響に目を背けず、知識としてきちんと自分の中に落とし込むことは、一度始めた断酒を長続きさせるために非常に有効な方法だと私は感じています。

こまめに水分を摂る。

断酒を始めると、当然の事ながら『飲酒欲求』に襲われることがあります。私は飲酒欲求を感じる時の多くは喉の渇きから来ているように思います。

そのため、喉の渇きを感じる前に、こまめな水分補給を意識することで、過剰な飲酒欲求を回避することが出来ると、私は感じています。

炭酸水を飲む。ノンアルコールビールも飲まない。

断酒当初は、どのような飲料で喉を潤すかも重要ではないかと思います。私が好んで飲んでいたビールやサワーといったものは、何と言っても喉を通る時のシュワシュワ感が魅力です。そのシュワシュワ感を味わうために有効なのは『炭酸水』で、コンビニやスーパーなどで比較的安価で手に入ります。

その他、コーラやジンジャーエールといった選択肢もあるんですが、やはり炭酸水と比べるとカロリーや糖分が高いので、糖尿病や脂質異常症など、別の心配要素が出てきてしまうようにも思います。また、私はノンアルコールビールも避けるようにしました。理由は、ビールと似た味と喉越しの飲料を口にすることで、飲酒していた時の感覚がフラッシュバックする事を防ぐためです。

単なる炭酸水が苦手だという人も、最近では炭酸水の種類も豊富で、色々な味を楽しめるものが発売されています。糖分やカロリーも他の炭酸飲料に比べると低いものが多いので、オススメです。

スリップを恐れない。

断酒を途中で失敗する事を、その界隈では『スリップ』と呼びます。

断酒を試みた場合、多くの人はそれ相応の覚悟を持って挑む事でしょう。実際私もそれ相応な覚悟をもって断酒をスタートしました。

ただ、その覚悟が大き過ぎると、スリップした時の精神的ダメージも大きくなります。もちろん、最初からスリップありきで断酒に挑む事はオススメ出来ませんが、もし万が一スリップした時も、自分を責める事はやめましょう。

なぜなら、断酒をしようと決意し行動した時点で、あなたは十分称賛に値するからです。人間誰でも失敗はあります。逆に再チャレンジの機会も何度もあります。「どうせ自分には無理だ。」と諦めて一度も行動を起こさない人よりも、ある意味気軽に何度でもチャレンジする人の方が、結果として心身の健康を築く上では大きなアドバンテージを得ることが出来るのは言うまでもありません。

是非お互い真剣に、でも肩の力は抜いて断酒を継続していきましょう!

節酒ではなく断酒

『節酒』と『断酒』は違います。節酒はお酒を飲む量を減らし、適度にお酒を飲むという選択なのに対し、断酒は読んで字の如く、完全にお酒を断ちます。

これまでの飲酒習慣の程度や、自身の考え方によってどちらを選択するかは変わってきますが、私が過去に飲んできたお酒の量や、自分自身が感じるお酒への依存度を考えると、私の場合、節酒ではなく断酒を選ばざるを得ませんでした。

「一本だけ…」という考え方は、お酒を飲むとあっという間に消え去り、「もう一本、もう一本…」と増えていき、「明日から頑張ろう。」となる可能性が非常に高いです。それではいつまで経っても大事な一歩目を出すことは出来ませんから、どうせやるなら大きな一歩『断酒』を試みることを個人的にはオススメします。

私が断酒を継続する理由

元々は『三度の飯より酒が好き』と言っても過言ではない状態だった私ですが、齢四十を超えた今、ふと今後の自分の人生を想像した時「このまま酒に人生を支配され続けていていいのかな…。」と考える自分がいました。

『限られた人生の時間を、より豊かに過ごす』為にはどうしたらいいのか…。それを考えた時に、これまでの私の人生で、時間的にも経済的にも大きな割合を占めていた『お酒』を断つことが私にとっては必要な事だと考えるようになりました。

それはもちろん健康寿命が長くなることにも繋がるでしょうし、浮いたお金や時間を使って新しく何かを始める事にも繋がります。

『より充実した人生を過ごす事。』

『自分の人生の選択を、自分本来の意志でコントロールする事。』

これらの事が、より自分にとって近くなるための手段として、私は『断酒』を決意し、それを継続しようと考えています。

断酒は簡単じゃない…だからこそ!(まとめ)

正直な所、断酒は簡単ではないと思います。これまでの飲酒期間が長ければ長いほど、その難易度は上がると思って間違いないと思います。

ただ、何が一番難しいかというと、『断酒』のスタートラインに立つ事だと思います。理由やきっかけは人それぞれ。どんなものでも構わないと思います。ただ、その理由やきっかけを掲げて、スタートラインに立つ事を一番恐れてしまいます。

「自分はお酒無しでやっていけるのか?」

「お酒無しの人生なんて何が面白いのか?」

「どうせ失敗するんじゃないのか?」

先にも述べた通り、色んな理由を並べて人は『やらない理由』『出来ない理由』を見つけます。でも大切なのは『やる理由』『できる理由』です。もしかすると、どこからともなく誘惑の声が届くかもしれません。自分自身の声や他人からの声に翻弄されるかもしれません。

それでも私が断言したいのは人生をより彩り豊かに生きるために、断酒をする価値は必ずある!ということです。

こう言っている私も、この先ずっと断酒が成功する保証はどこにもありません。失敗する可能性ももちろんあります。それでも私は自分の限られた人生の時間をより有意義に過ごしたいと思うようになりました。

酒を飲み、酒に酔い、思考を止め、ただ快楽を求める事に貴重な人生の時間の多くを捧げる事を拒絶しました。

たとえ失敗する可能性がゼロではなくても、挑戦し続ける価値は必ずあると信じています。そうすることで周りから掛けられる声、自分の中から聞こえる声は必ず変わります。時に訪れる誘惑にも、必ずや打ち勝つ事ができるようになります!

この記事を通じて、断酒を躊躇してるあなたの背中をほんの少しでも押すことが出来たなら、そんなに嬉しいことはありません。

是非断酒を通じてより豊かになっていく自分の人生を、お互い楽しんでいきましょう!!

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