飛び級でいきなり大型二輪!? メリット&デメリット

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はじめに

この記事では「いつかは大型二輪まで取りたいな。」と思っている人の中で、普通二輪から取ろうか、思い切って大型二輪を取ろうかと迷ってる人にとって、普通はなかなか選ばないであろう『飛び級大型二輪』という選択をした私の決断が、一つの参考になればと思って書きました。では早速いってみたいと思います!

※注意点※

教習所によっては、いきなり大型二輪を取得するコースがない場合もあります。各教習所に事前にご確認ください。

飛び級大型二輪取得のメリット。

免許センターでの申請が1回で済む。

一旦普通二輪免許を取得してから大型免許をとる場合、自動車学校は一度卒業する事になります。

そして都道府県の設置する免許センターに出向き、普通二輪の取得を申請しなければなりません。それから再度大型免許取得の為の講習を受け、合格後再び大型への免許更新の為、免許センターに向かう事になるのです。

自宅からすぐ近くに免許センターがある場合なら、さほど苦労とは感じないかもしれませんが、私のような片田舎に住んでおり、免許センターまで片道一時間かかる上に、現地で更に待ち時間があるとなると、正直億劫になりますね。

その点、飛び級取得の場合、免許センターに行かなければならない回数は1回で済みます。この手間が省けるというメリットは大きいですね!

検定受験が1回で済む。

まず普通二輪を取得する場合、普通は普通で、大型は大型で、それぞれ修了検定を受けなければなりません。

そもそも大型免許の場合、普通二輪の講習よりも2時間多く講習を受けなければなりませんが、通して講習を受ける事で検定は1回で済みます。いくつになっても『試験』や『検定』というのは少なからず緊張が伴いますよね。そういった緊張感が1回免除になるというのは、私のようなあがり症には有難いメリットです…。

トータルでかかる手間や時間を短縮出来る。

これは先に述べた事と重なる所ではありますが、普通二輪からの免許取得だと、免許センターへの行き来や複数検定の有無、更には再度行う自動車学校への入校手続きなど…いくつかの手間や時間、プラス緊張感が増します。

我々に与えられている限られた時間は決してタダではありませんから、単に「少し料金が安い」とか「講習が少なくて済む」といったわかりやすいメリットに飛びつくと、最終的に手間や時間を考えた時に損をする事もあるかもしれませんよね。

変なクセが着かずに免許が取れる。

普通二輪を取得し一旦路上に出るとなると、楽しさの余りに大型取得への足取りが重くなってしまうことも想定されます。

時間が空けば空くほど、路上に出れば出るほど、自分の運転のクセというのが付くというものです。

そして、ある程度自分のクセが付いてしまってから大型二輪の講習を受けるなると、思ってもみない所で教官からの指摘を受けることもあるそうです。

その点、最初から大型二輪を取得するなら、そんな心配は無用になります。しっかりと自動車学校で基礎を身に付けてから路上に出られますし、そこから自分なりのクセが付いたとしても、さほど問題になる事は無いでしょう。

いきなり全てのバイクに乗れる権利が与えられる。

バイクは免許の種類によって乗車可能な排気量が決められています。普通二輪免許で乗ることが出来るバイクは排気量400ccまで。大型ならその制限は取っ払われ、世にある全てのバイクに乗ることが出来るようになります。

こうなると、バイクを選ぶ際の選択肢が一気に増え、気に入ったバイクが見つかったのに「大型二輪を持ってないから…」なんて理由で諦めなくてよくなるわけですね。これはとても大きいメリットです。

大型バイクの方が割安だったりする(中古)。

この理由を説明します。

昨今続く半導体不足や材料費高騰の影響で、そもそもバイク業界は新車が市場に出回りにくくなっています。そうなると、免許を取った人達はバイクが欲しくても手に入りません。そして既に市場にある中古車に人気が集まり、車体価格が吊り上がります。

また、二輪免許所持者の総数は、警察庁調べによると令和3年の全体数は約15万人ですが、そのうち普通二輪取得者が131187人、大型二輪取得者が18903人と圧倒的に普通二輪取得者が多いのが現状です。

これら二つの事から分かるのは、普通二輪(~400cc)の取得者が、乗車可能な中古車種を探しに探し回る事で価格が高騰する一方、免許所持者が少ない大型バイクはそこまで価格が上がりにくいという事です。

もちろん、積んでいるエンジンの性能や車体の剛性が高いであろう大型バイクは、基本的なスペックが高い分、価格もそれなりにするでしょうが、本来の価格帯を遥かに超えた中型バイクを高値で買うのなら、割安な大型バイクを狙いにいくのも一つの選択肢と言えます。

飛び級大型二輪取得のデメリット

一度にかかる金額が大きい

大型二輪の講習料金は講習時間も多い上に、講習単価も若干高いようで、当然の事ながら一度にかかる料金が高くなります。

教習所によって値段は異なりますが、参考までに私が通う教習所の基本料金は普通二輪が138,160円、大型二輪が224,620円となっており、約86,000円程の差があります。

普通二輪取得後、いずれは大型と考えているならば、いつかは似たような合計金額を支払う事にはなるでしょうけども、一度にそれだけのお金が手元から出ていくとなると躊躇するのも当然です。

是非ご自分のお財布事情に合わせた選択をする事をオススメします。

全ての講習を終えるまで免許は貰えない。

私のように普通自動車の免許を持っている場合、普通二輪のみの取得ならば、学科1時間+実技17時間の合計18時間で免許が取得出来ます。

しかしいきなり大型二輪となると、学科1時間+実技31時間の合計32時間となります。

単純に考えて講習の数が多い訳ですから、当然免許取得までの時間も長くなります。

「いち早くバイクに乗って公道を走りたい!」そう考える人にとっては、この条件はデメリットになりえますね。

ちなみに所持免許なしの場合は

普通二輪:学科26時間、実技19時間

大型二輪:学科26時間、実技36時間

となります。

担当出来る教官が少ない。

これは私が通う自動車学校の教官さんが仰っていましたが、「全員の教官が大型二輪の指導を出来る訳ではない。」との事。まぁ当たり前と言えば当たり前なんですが、当然担当教官が少ないという事は、講習の予約が取りにくいという事にも繋がります。

予約が取れずにウズウズするのは嫌ですもんね…

でもこの点に関しては、大型二輪の取得可能年齢が18歳以上という事や、そもそも大型二輪を取ろうとする人が少なくて、普通二輪取得に人が流れると仮定すると、“バイク本体が足りないという理由で受講出来ない。”という事態は回避出来るんじゃないかな?と個人的にプラスに捉えています。実際どうかは分かりませんが(笑)

中型バイクで車体に慣れる事が出来ない。

いきなり大型二輪を取得するという事は、当然講習に使うバイクも終始大型バイクとなります。

教習用の大型バイクは200kgを超える重さのため、取り回しや引き上げに苦労するのは必須です。体格に恵まれている人ならば、そういった事を気にする必要は無いかもしれませんが、あまり筋力に自信の無い方や女性の方というのは、いきなり200kg超えの車体を扱う事はデメリットになるかもしれません。

それならば、一度普通二輪の方でバイクの重さにしっかり慣れてから大型二輪にステップアップするのも良いかもしれません。

まとめ

最初に述べたように、あくまで最終的に大型二輪まで取るという前提で考えた場合ではありますが、考え方や価値観によってメリットがデメリットに感じる人も…或いはその逆もまた然りです。

あくまで私の主観で考えるメリットとデメリットを挙げさせて頂きましたが、これらの見解がどなたかの役に立てば幸いです。

私もこれから講習を受ける立場ですが、それぞれが自分にあった方法で、興味が持てる方法で、楽しみながらバイク免許を取得したいですね!

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