はじめに
私は2020年4月から、自分の中で突然再燃してきた『英語学習』を始めてから、とりあえず単語帳ばっかり見てました。
『百式英単語』から始まり、『TOEFL英単語3800』、『出る順パス単一級』、『同じく準一級』と、それぞれそれなりの回数を周回してきました。(全て完璧ではないのが悲しいです…)
素人なりに、紛いなりにも『単語帳』というものに長時間触れてきた者として、感じた事をまとめておきたいと思います。
単語はあくまで単語。
単語は言語を作る上で「文字」の次に小さい単位。単語一つで意味が伝わる事もあるにはあるけど、“ニュアンス”とか、“いつの話なのか”とか、“したのか、されたのか”…とか、そういう情報を詳しく伝えるためには、単語と単語を組み合わせて『文章』にしないといけない訳ですよね。
だから単語を学ぶ事は語学を学んでく上で『基礎』としてとても大切だけど、その単語がどういう文章の時に使われるのかって事を知るのもとても大切なんだって事が、単語ばかり学習してきて見えてきた訳です。
あと、ちょっと余談になりますが、文章の中で単語に触れる習慣をつけると、状況によっては同じ単語でも随分と意味が変わる事に気付けたりする事もありますしね。
例文が付いているものを選ぶべし
そういう意味でも単語帳にはそれぞれの単語を使った例文が載っているものを選ぶのがいいと思います。
ちなみに、物事の順序をスッ飛ばして、何故かハイレベルな単語から習得しようとしてしまった私は、基本的な単語でビックリする程つまずく訳です。
最近だいぶマシになりましたが…笑
そういう歯抜けな知識を埋めていく為にも、1つの単語帳に対しての周回回数が増えてきた時に、単語の方ではなく、例文の方を見て“覚える単語+文章全体”の形を反復していく事で、基礎的な単語は否応なく頻繁に出てきてくれるので、その都度学べるし、当然覚えたいメインの単語は例文中にあるので、『一度で二度美味しい』みたいな使い方が出来るようになりました。(単語の方だけで学習してる時より時間がかかっちゃうけどね…。)
音声ファイル付を選ぶべし
あと、音声ファイルが付属されているのも重要だと思いましたね。
当然、単語帳を見ていると発音が分からない単語も結構あったりするので、それを音声で確認するのはもちろん、例文を音声に続いて、見おう見まねで音読する事で、ネイティブの人達がどういう抑揚を付けて、どういう所で文章を切るのか(スラッシュリーディング)という事を学べて、リーディングの力も付ける事が出来ます。
ちなみにリーディング力を鍛える事は、リスニング力を鍛える事にも直結しているようですよ。(読めるものは聴けるし、聴けるものは読めるらしい。)
単語帳の“タイプ”を選ぶべし
あと最近は、『速読英単語』に代表されるように、そこそこ長い文章の中に、色々な進出単語が散りばめられていて、それらの単語を次のページで学ぶ。みたいなスタイルも人気だって聞きました。
確かに、以前私が取り組んだり、今も愛用している『TOEFL3800』とか、『出る順パス単』シリーズなんかは、TOEFLや英検の受験対策って事を考えると優先的に手に取るべきかもしれませんが、『速読英単語』系の単語帳は、一般教養を深める為のちょっとした読み物としても使える気がします。
英単語の学習もしながら一般的な教養を身につけられたら、なんかお得です。
まとめ
色々好き勝手に書いてしまいましたが、やはり英文を理解していこうとする中で、『単語』単体で理解しようとするのか、『文章』の中で単語を味わっていくのかで、随分と英語への親しみ方が変わってくるような気がします。
やっぱり読んでて、見てて、「面白いな」って思う素材と向き合う方が楽しいですもんね。
誰かの役に立ったら嬉しいなぁ。あと自分の備忘録も兼ねて。。。
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